もも。

日々を、味わうこと。

忘れっぽい。

オイラは、備忘録としてこのブログを書いている。

忘れっぽいことで、大変な思いをしてきたからだ。

 

本日もこんなことがあった。

 

 

引っ越しを考えていたので、ネットで引っ越し業者を一括で見積りをした。

その中から価格とサービスが合ったところを、こちらから改めて電話をして細かい話を聞いていた。

場所はファミレス。

その際、書くものがなかったので、一緒にいた相方にペンがないかを尋ねた。

 

相方はバッグに入っていたペンをすぐに貸してくれた。

そのペンはもらい物だそうで、ペンの頭にハンコがついているものだった。

そしてオイラは横にある紙ナフキンにメモを取り、しばらくして店を出た。

 

その後、ホームセンターで引っ越した後のことを考えて、二人で家具を見たりしていた。

一息ついたころ、また電話をする。

 

ペンが必要になり、自分の中のカバンを探してみると・・・ない。

さっき借りたペンがない。

 

相方はそれを伝えると、慌てだした。

バッグを見てもペンはない様子で、オイラのカバンももう一度しっかり調べてみるが、見つからない。

 

「あれは貰い物なんだよ!なくされたら困る!どこやっちゃったの!」

 

 

普段のオイラの行いが悪いからか、責め立ては厳しい。

まるで、今月も親戚が亡くなったから休みが欲しいと伝えられたあとの上司のようだった。

そして本当にオイラ自身も、さっきペンを返したのかどうかの記憶が抜け落ちていた。

もし、オイラがペンを返していなくてなくなったのなら、申し訳ない。

オイラは毛一本見逃さない気持ちでもう一度自分のカバンを探した。

 

しかし、それは見つからなく、あるとしたらさっきのファミレスだ。

とうとうそのファミレスに電話をすることになった。

 

どこいったんだろう、俺が置き忘れて店を出たのかな、などと色々考えながら店の人に電話をしていると、相方から表情のジェスチャーが。

そして、彼女のバッグから取り出された、見覚えのあるペン。

 

(あった、あった!)

 

そんな声が聞こえてきそうな表情を見て、ファミレスの店員との電話を切るオイラ。

そして、悲しい気持ちになりながらも、オイラは彼女の言い訳を聞く。

 

「最初探してもなかったの、でもね・・・」

 

まるで、海岸でどこぞの知らない誰かが、どこぞの知らない誰かの愛を叫ばれる、海側の気持ちで。

 

その行為には、相手を包み込む人間愛があった。

しかし一般人には、人間愛はコタえる。

 

 

今回も、きちんとペンを返したのを忘れなければ、こんなことにはならなかった。

 

なので、きちんと思い出す力を強くして、これからは人間愛を出さないようにしていきたい。