「まだ生きてる・・・」を読んで。
うだつのあがらない人生だった定年を迎えた主人公の男が、自殺をするために入った山で死にきれなかった事をきっかけに、そこで生活をする。
その中で主人公は「生きる」ことを見つめ直し、そこに幸せを感じ、そして死ぬ。
生きるとは、人間とはどういうものなのか、自分の過去と重ね合わせて、目に涙が浮かぶシーンもあった。
人生の壁にぶつかった人や、価値観のしがらみにとらわれている人にオススメ。
最終巻の2巻まで読み終わった頃には、鼻の周りにヴェポラップを塗ったかのようにスッキリして、さらには涙も出るはずだ。